やつおローカルかわら版009「アジアの子のために」渡辺慎之介

14歳の挑戦4日目。
八尾町で高校生が運営する『カフェ』を共同経営している渡辺慎之介さんに
取材しに行った。

最初に、渡辺さんの今までの人生のお話を聞かせていただいた。

「今は東京で映像制作の仕事をメインにしている。
 始めたきっかけは『日本の伝統文化を日本全国だけでなく、世界の皆に伝えたい…
 それなら、映像の方が早い』と考えたから。
 CM、アーティストのPV、テレビの番組制作している。」



「他にも、このカフェや京都のゲストハウスの経営にも参加している。」

「やりたいことのために座学で勉強してからと思い、
 18歳の時に神奈川県の大学に入学したが、
 実践しながらの方が早いと気付き、しばらくして中退した。

 その後、ビジネスに飛び込んだ。
 コンサル会社に3年勤めて、それから映像制作をメインとした会社を設立した。」


「小、中、高校は野球に熱中していた。
 県外中学にスポーツ留学していた時、とても素晴らしい監督に出会った。
 その監督は、ピッチャーの癖でどこに球をどのように投げるのか、
 バッターの構え方でどの方向に球を飛ばすのかなどを研究していた。

 その監督のチームは、
 年間120試合位ある中、3試合位しか負けたことがなかったそう。
 そこで、事前準備の大切さを教わった。」




映像制作の仕事もしつつ、渡辺さんは高校生と一緒にボランティア活動をやっている。
『募ペン』と言って、使わなくなった文房具を集め、アジアの子供達に寄付する活動だ。

今回は3回目でネパールに持って行く。
今の募ペンなどの活動は
『高校3年の時にチャリティーイベントを企画し、
1万5千冊の本を寄付してもらい、定価の十分の一で売った。
それで50万を稼ぐことができ、
バングラディッシュの小学校に図書室を作ったこと』が原点だ。

「富山でも、高校生でもこんなことができるぞと見せたかった。
学校でのイベント開催を学年主任に相談すると、
「大学に行ってからすればいい、今は勉強しろ」と反対された。
大勢の人が活動をしている大学生になってからやってもインパクトが薄い。
高校生の時にすると決めて、学校外で活動を始めた。

すると、チャリティーをやっている人たちが気付いてくれて、
いろいろなつながりがあって成功した。
動いてみたからこそ分かったこと、助けてもらえたことがたくさんあった。」

仕事をしつつもボランティア活動をしているところがとても素晴らしいと思った。



今まで仕事をしてきた中で一番感動したストーリーはなんですか?
「募ペンの活動で集まった文房具を、向こうの国の人に渡して喜んでもらえた事や、
人の心が動く瞬間、人の目が輝いているところ」

でも、いちいちそんな事で感動せずに、
次どうするかをすぐに考えていると教えてくださった。 


募ペンで今まで何カ国に渡しに行ったか?
「この活動は3回目。1回目はネパール、2回目はフィリピン、3回目はネパールの予定。
だから2カ国だよ」

この活動は支援がメイン。
確実な信頼関係が築けている人がいる国にしかできない事など
詳しいところまで教えてくださった。


中学生の内にしておいたらいい事何ですか?
「いろんな経験をして、選択肢や可能性を見つけてほしい」

ゲームクリエイターになりたいのなら、
いろいろなゲームに触れるといいとも教えてくださった。 


今、私にできる事は何ですか?
「深く考えたり、裏を深く掘ったり、好きな事に全力で取り組んだり、
いろいろな事にチャレンジしてほしい」

あえて、違う道を行く。
違う人と話す。
違う事をする。
違う趣味を見つける。
それをすると、さらに選択肢が広がっていくというアドバイスもくださった。


この取材で、渡辺さんが言っていたように、
自分から動く事の大切さを学ばせていただきました。
これからは、学校生活や社会に出てからも積極的に活動してみたいと思います。
ありがとうございました。


↑渡辺さんのありがとう
北陸三県ありがとうプロジェクト
http://oyabelocalmail.blog27.fc2.com/

【紹介】



一般社団法人アンビティーズ
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大谷中学校14歳の挑戦
この記事は14歳の挑戦の一環として大谷中学校の生徒が取材をして記事を書きました。

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